Thursday, July 27, 2017

"Overture" from Rehearsal Room

Just before the launch of "Jesus Wind" album, this could be a bit of distraction but here.

Our next project (after "Jesus Wind) is called "Overture".
It will be All Japanese album. (I mean, the lyrics.)
It's been quite a long time since we did All Japanese album last time.
Here is a rehearsal footage from some rehearsal place in Yokohama.
This song is called "Overture". It's a song about how difficult it is, and how precious it is, to genuinely believe.

"Jesus Wind"に続く伊万里音色の次のプロジェクトは"Overture"、そしてそれは全曲日本語のアルバムになります。全部日本語のアルバムを作るのは本当に久しぶりです。今の僕たちならではの日本語のクリスチャンロックを鳴らします。
リハーサルスタジオよりこれは練習風景です。
この曲はタイトルトラックになる予定の"Overture"ですが、信じることのかけがえのなさ、そして信じることの難しさを、思い切りかっこつけて歌ってみた楽曲です。
歌詞間違えてますが()





[楽曲に添えて。手紙。]

自分のことをうまく伝えられないと思うことがある。
そんでもって自分の言いたいことをうまく伝えられない、と感じることが最近とても多い。
そんな時に、音楽というものがとても貴重に思える。
よく、言葉で伝えるよりも、音楽で伝える方が早い、なんていうけれど、そんなばかな、って思っていたこともあるけれど、今となってはそれは本当に普通に本当だと思ったりもする。

人と人が何かを伝え合うことはとても難しいことなので、だからこそ、人は手紙を書いたり、物語を書いたりする。小説でも書くのであれば、あるいは詩のひとつでも書くのであれば、確かに言葉で伝えることが出来るかもしれない。だからこうしてばかみたいな思索を書いて誰ともなく伝えようとするのであるが、バンドやってたりする人、音楽家なんて言わなくとも、であれば、それはやっぱり音楽に付随するキャプションに過ぎない。



人の期待に応えられない、と感じることがある。
特にこの数年、僕たちのバンドは、周囲の皆さんの「期待」みたいなものに、きちんと応えることが出来なかった。そう感じている。

僕は、僕たちは、これまでも、人々の期待にちゃんと応えてくることが出来たとは言い難い。むしろ、皆さんの期待を裏切りまくっていると思う。それはわかっている。けれども、そんな僕自身が、誰よりそのことをとても歯がゆく思っている。僕が来年にかけてバンドの体制の再構築を考えているのはバンドの到達地点である「鍋島」に向き合うとともに、それに合わせて、今度こそ、そんな皆の、期待に、もっと応えることが出来るように、そんな思いだ。

けれども、たとえ、人々の期待に応えてくることが今まで出来なかったとしても、ひとつだけ、期待を裏切らずに向き合ってこれたものがある。それは音楽だ。音楽、音そのものに向き合い、創作し、作品を作り、その作品世界を深めて、前に進む。そのことだけは、きっと神が課した宿題に、そこだけはきちんと応えてきたと思う。だからこそ、人生のこの段階で、究極の最終到達地点とも言える「鍋島」を射程距離に収めることが出来た。

インディーバンドの分際でこういうことを言うのはフェアではないとわかっているが、僕たちは創作においては、決して人に負けない速度で走ってきた。
共に活動をしている仲間や、以前から見守ってくださる方々は、きっと気付いていると思う。インターネット上のメディアを通じて僕たちの音楽に触れてくれる世界のいろんなところの「キッズ」(と呼びたい)は言わずもがなだろう。そして、僕は誰よりそんな、見も知らない、あるいは時代さえも違うかもしれないそんな遠い誰かの期待に応えたい。それは同時に、もっとも遠く、同時にもっとも近くにいる存在である神の期待「だけ」には応えたい、というフォーカスでもある。優先事項、重点事項があるとすればそれだ。

つまり、僕らみたいなライヴ演奏の機会の少ない出不精のインディーバンドであっても、うちのバンドは、演奏する曲目が、まったく一定していない。毎回少しずつ変わる、どころか、毎回まったく違うのはきっと皆さん知っているだろう。それはきっと、音楽的に僕が欲張り過ぎるだけなのだ。いまどき、そんな贅沢は、ワールドツアーをやって2時間のコンサートをするレジェンダリーバンドでもやれないことだ。(それはもちろん、ベテランバンドほど、昔の曲しかやれないからだ。) だけれども、音を鳴らすのに何のリミットも限界もない。著作権団体は何かを言うかもしれないが笑、僕らはそこにすらおおむね関わりがない。だったら音を鳴らすことに限界を設ける必要はないし、そうするべきでもない。

今まで僕らの演奏曲目は、めまぐるしく変わってきたし、これからもそうだろう。もちろん、やらなきゃいけない時には、"Faith Rider""Karma Flower"をやるし、"Jee-You"だってやるだろうけれども。

僕らは、もともと、僕のメッセージがストレートでアクが強過ぎるために、そしてクリスチャンなんたら言い始める前からすでにスピリチュアルな要素が強かったがために、「音楽性もハードロックなんだから、英語でやった方がいいよ」と常に周囲から言われてきたバンドだ。

で、それも、本当はいやだなと思い、日本人だから日本語で歌う方がいいに決まっている、と思っていたのだけれど、とある機会がきっかけとなり、先人の志を受け継ぐ形で、では英語で歌ってみよう、と決意したのだった。
ところがそれでやってみると、つまりはキリスト教的なメッセージを歌うようになると、今度は「なんで日本語で歌わないんだ」みたいなことを言われるようになる。おいおい、俺は本当は日本語でやりたいと思ってたのに、周囲にそう言われたからわざわざ英語でやって、それもやっと多少は上手くなって、しっくりくるようになったののに、今度は逆のことを言うのかよ、と、そんなふうにいつも感じていた。

結論から言えば、両方必要なのだし、そして俺としても、やはり日本語も英語も両方やりたいのだし、そして実際のところは、今までだってちゃんと、両方やってきたのだ。日本語も英語も、両方ちゃんとやっているのだ。クリスチャン系の楽曲だって、基本英語でやってきたけれども、メッセージの強いワーシップ系の楽曲は、常に日本語バージョンも録音制作して、ライブでも日本語で歌うようにしてきたのだ。

たとえば、"Japan Metal Jesus"アルバムの最後に入ってる"Shito Shinjo"(使徒信条)なんかは、使徒信条を歌った曲、海外のクリスチャンバンドはよくやってるけれど、他の日本のバンドがやって陳腐になる前に、俺たちもやっちゃおう、と思ったから、日本語で使徒信条を作品にしてみた曲だ。すごい即席なんだけれど、シャレが利いていて自分ではわりと気に入っている。あの曲のサビに出てくる「わかりきったことに議論なんか必要ないでしょう」というのは、すごく宗教っぽくて笑えるという自虐ギャグのつもりなんだけれど、元ネタは別にキリスト教とかじゃなく、Van HalenのライヴアルバムでSammy HagarMCで言っていた言葉が元ネタだ。どこかの作家からの引用だろうと思うけれど。

だから、日本の人にせよ海外の人にせよ、「なんで英語で歌っているんだ。日本語の曲はないのか。」と言う人は、大抵YouTubeとかでちょっとだけ聴いただけで、バンドのウェブサイトすら見ていない、知らないだけなのだ。

ウェブサイトの作品リストを見てもらえば、過去に日本語の楽曲をたくさん作ってきたことも、クリスチャン系のメッセージを持った曲でも日本語のものがいくつもあることが、わかるはずだ。だから、こう返答するようにしているのだ。「僕たちは、これまでに日本語の楽曲を、だいたい100曲くらいレコーディングして発表していますよ。」って。それは別に、普通に事実である。

さて、うちのバンドがこれから制作する作品、"Overture"は全曲日本語のアルバムである。本当はうちの基準だとフルアルバムって感じではなくて、バンドで録音するのは7曲、あとの3曲はおまけだから、うちの基準だと4ぶんの3アルバム、みたいな感じだ。フルアルバムには足りない気分のそんな作品だ。

そうだとしても、全曲日本語のアルバムを作るのは、やっぱりずいぶん久しぶりだ。
もちろんここ数年、過去の日本語アルバムのリミックスや修正の作業もやっていたから、僕としては気持ちとしては久しぶりって感じはしないのだけれど。

このアルバムは、Imari Tonesの今の現メンバーで制作するアルバムとしては最後の作品になる、と皆には公言するようにしているけれど、だからいろいろと複雑な意味合いを持つ作品ではあるけれど、そのことには今は触れない。どちらにせよバンドの到達点である「鍋島」を鳴らすために、そして「皆さんの期待」に応えるために、今のままでは無理である、と判断したから、バンドの再構築、建て直し、を検討しているのである。

クリスチャンメタルバンド、なんて言い始めてしばらくたつと、こんな素晴らしいクリスチャンのメッセージを歌っているのだから、英語だけでなく、日本語で歌ってほしい、なんて言われることがある。もちろん、それは日本でライブを行った時の話である。
つまり、僕の「クリスチャンメタル」の英語の歌詞は、非常にストレートに、率直に神のことを歌っているのである。それは、はっきりいって、日本人だから出来ること、というか、日本人だからというその立場を半分くらい意識して利用しているところもはっきり言ってある。つまり、英語が母国語の、たとえばアメリカ人のアーティストだったら、これほどストレートに神について歌えないだろうと思う。母国語ではないから、逆に率直に歌うことが出来る、という表現の妙である。

かといって、俺がライブの際、たとえ英語で歌っていても、これは英語でMCやっても日本語でMCやっても同じように、MCで、歌詞以上にストレートに神について語っている、というか叫んでいる、のは、ライヴを見た人ならきっと知っているはずだ。YouTubeにもそういうライブの映像がいっぱいアップしてある。

だから、俺はどっちにしろ、これ以上なくストレートに、神の愛を伝えてきたつもりだ。だからこそ、日本語だの英語だのといったことを言われる筋合いはないし、その必要もない、と思っている。

で、今度の"Overture"は全曲日本語なのである。
では、日本語で歌詞を書いてクリスチャンロックしたら、英語と同じようにストレートなメッセージになったかと言えば、これがやっぱり、ならなかったのである()
それはつまり、日本語は母国語であるから、自然に書いたとしても、より高度であったり、複雑であったり、遠回しな表現が可能になってしまうからだった。つまり、詩を紡ぐのであれば、自然に書けば書くほど、それは自然と、そういった内容になるからだ。
そして、若い時に書いていた率直過ぎる歌詞よりも、やはり年を重ねたぶん、多少は気の利いた言い回しが出来るようになっていたのだった。

かといってストレートにクリスチャンしてる歌詞も無いわけではない。
今回の"Overture"の中には、たとえば、
[Born Again]や、[Forgiven]、そして[Mistake]あたりは、非常に直接的にキリスト教的な歌詞の色が強い。
[Overture]や、[Discarded World]あたりは、キリスト教的な要素は、実は強く入っているけれども、それをうまく隠した歌詞になっている。多少は歌詞が書けるようになったということか。
ラップ曲の[Revive The Nation]や、弾き語り曲の[誰も神を見ない」あたりは、キリスト教世界の、というよりは人類世界の中の、信仰をめぐる状況について、遠回しに批判的に歌う内容になっている。
そして[さむらわない][言葉][Cat Licks]は、それほどクリスチャン的な内容とかはあんまり関係のない曲である() 少なくとも直接的にはあんまりない。

以上で10曲、の歌詞の感じだ。
ライブで披露する機会に、あまり恵まれないぶん、ちょっとついでの機会に、練習中の動画を記録してみた。

あくまでリハスタでの練習中の演奏であるが、正直言って、うちのバンドの弱点とか悪いところが出まくっている内容の映像でもある。そこは、バンドの演奏がわかる人が聴けば、きっとダメ出しが満載だろう。

けれどもこの"Overture"はそれでも昨年の年末あたりから既に取り組んでいたので、それでもまだマシな方ということでアップすることにした。
スタジオ練習だし、ワカメちゃんみたいな髪型でへんな見た目になっている中でも、この曲だけはわりとイケメン風に映ったので、アップしてもいいかなと思った。

この"Overture"はセクシーな曲だと思う。自分は決してイケメンではないしセクシーでもないが、この曲は自分が書いた中ではセクシーな方の曲だと思う。
これを聴いてクリスチャンソングだと思わない人もいるかもしれない。
むしろその逆だと思う人もいるかもしれない。

けれどもこの曲は、「信じることのかけがえのなさ」と、「信じることの難しさ」を、思い切りかっこつけて歌った曲なのだ。
思い切りかっこつけて、笑っちゃうくらい気障に、かつ軟派に、歌う曲なので、そう聴こえないかもしれない。
けれども、たとえ、俺たちが、現状にどれだけの不満を抱いていたとしても、俺たちが、たとえ世の中の状況に絶望していたとしても、それでもやっぱり「信じることを選ぶ」。そして、「一緒に来ないかい」と呼びかけている。だから、俺たちにとってこの"Overture"は、間違いなく勝利なのである。たとえ、今のバンド活動が限界に来ていて、このメンバーの現体制で作る、これが最後の作品だったとしても、やっぱり俺たちの答えは「勝利」なのである。

もっとストレートな曲も確かにあるよ。
でも、これがImari Tonesによる日本語のクリスチャンロックバンドとしての表現だ、と、そう言ってしまって、かまわない。
本当に、信じる、ということの真実を射抜くためには、こんなふうに言葉を削ぎ落とすしかなかった。
そんな内容の詩です。

ああでも、歌詞まちがえてるけどね、この映像()
肝心なところでサビの決めの歌詞を、間違えてる()

すでに昨年の時点で、「鍋島」の2枚組24曲の作詞作曲はすべて完成していることはお伝えしていると思う。それは半分日本語、半分英語、だけれども、それらの歌詞についても、どんな「クリスチャンロック」を言葉にしたのか、はやく皆さんに、お伝えしたくてたまらない。
でもきっと、早くても数年、まだかかるんだろうと、思う。

--
ときに、Calling Recordsのライブイベントが、来たる2017107()新宿Mega Rockにて行われます。もちろん僕たちImari Tonesも演奏します。
現メンバーであと何本やれるかわかりません。ぜひ見に、会いに来てください。



Wednesday, July 12, 2017

"Japanese Pop" is back on Spotify


A popular album of ours "Japanese Pop" is back on Spotify/iTunes (and other digital stores).
This is NOT a Christian album, because we became a Christian band AFTER this album.
Still, it's true this album has some "spiritual" overtone.
It's also the first album we sang in English language, trying to reach the international market.

Although it's a good album, I have some mixed feeling about this album.
My singing performance was not perfect, due to the miscommunication with the Japanese producer.
That be said, I still believe "Winning Song Japanese version", the last track of the album, is one of the best things we have ever done. I really recommend you to listen.

and needless to say, everybody loves "Karma Flower".
Again, I personally prefer the Japanese version of this song, but it's been very popular among our fans, probably next to "Faith Rider".
These 3 songs on this album were produced by famous German producer Sascha Paeth and they are all awesome songs. (Karma Flower, Iron Hammer, Skies of Tokyo)

The title is a little bit tricky because it says "POP" while it actually is a Hardrock/HeavyMetal album. Album cover is very cute, too.

This album was supposed to be a "hit". But we could not find a record deal in Japanese music business. (Yes, we suck at business. We know that.)
But that doesn't hurt the value of the music itself.

We recommend you to check it on Spotify/AppleMusic or any digital music store.
and of course, we recommend the other albums we have made AFTER we became a Christian rock band, too;)








2006-2007くらいに作ってた、俺たちの(一応の)人気作、"Japanese Pop"が、Spotifyに再アップされたよ! (アグリゲイター乗り換えにつき再掲載作業中)

このアルバムは、うちの中では人気のあるアルバムではあるが、クリスチャンアルバムではない。僕たちは、このアルバムを作った後(2008年から)、「クリスチャンバンド」になったのだ。

かといって、ちょっとしたスピリチュアルな雰囲気がどこかに漂う作品であることも否定できない。そして、世界を目指して英語で歌い始めたのはこのアルバムからであった。

皆さん知っているかもしれないが、このアルバムは、[Tak Yonemochi][Sascha Paeth]という二人の著名なぷろでゅーさーさんに録ってもらったアルバムである。

だが、実を言うとあんまり出来には自分では満足してないのだ()
細かいところとか、色々あれだし、いちばん問題なのは、色々な理由により、このアルバムの自分のヴォーカルは史上最低である。自分史上、いちばんちゃんと歌えていない作品である。

そして世の中というのは皮肉なもので、そういう「自分でいちばん気に入っていない作品」に限って、わりと人気とかアクセスが集中したりするのである()

だが、そうであったとしても、アルバム最後の"Winning Song" (Japanese Version)は、今までに作ってきた中でも、すごくうまくいろんなものがぴったりきた一曲であることは否定できない。この最後の1曲のためだけでも、このアルバムをやった価値はあった。

そして、みんなみんな、誰もが"Karma Flower"を大好きだということは知っている。ただこれも、自分としては、いっこ前のアルバムに入れた日本語バージョンのやつの方が好きなんだけれど。。。

Sascha Paeth氏に録ってもらった3(Karma Flower, Iron Hammer, Skies of Tokyo)は、どれも良い出来だ。確かにワールドクラスなサウンドになってると思う。
でも、フォローするわけじゃあないが、Tak Yonemochi氏に録ってもらった「こだわりのアナログサウンド」も、自分は気に入っている。(色々あれなところはあるけれど。。。)

今年、すごく数年ぶりに、このアルバムのプロデューサーであるYonemochi氏に会う機会があった。そしてなかなか複雑な気持ちになった。
氏の現在の状況は、なかなか語ることが難しいけれど、いろいろあったけれど、俺はこのアルバムに関しても、色々なことを教わったことも、感謝している。
一応これでも、英語で歌って、世界を目指せ、みたいになって、その後、ずっとその方向性でやっているのも、Yonemochi氏に言われて、そして氏の(Air Pavilion)やってきたことを、多少なりとも受け継ぎたいと思ったからだ。

タイトルが「ポップ」って言ってるわりには、中身は実際はハードロック/ヘヴィメタルだし、ジャケットも可愛らしいので、間違って検索してジャケに惹かれた人が、きっと聞いてくれたりしてるんだろうな、という推測もしている()

このアルバムは、ヒットとか、ブレイクのきっかけを作るべき作品だった。けれども、俺たちはビジネス的な力はぜんぜん無いので、音楽業界の中でうまくやれるはずもなく、全然契約とかつながらなかった。(俺たちはビジネスは下手だ。絶望的に。知ってる。)

というわけで、よかったら、Spotifyなり、AppleMusicなり、BandCampなり、聴いてみてほしい。
なに、2曲目の"Karma Flower"と、最後の"Winning Song Japanese Version"だけ聴けばいいよ!()

Wednesday, July 5, 2017

"Jee-You" Freedom Music Video



So here is a new music video!
Again, it's a song from our upcoming concept album "Jesus Wind".

This is a song about FREEDOM.

In Japanese, "Jiyu" (自由) means freedom.
But we believe freedom is in the relationship between you and God.
Real freedom can be found in the relationship between you and God.

So we spelled it this way. "Jee-You".
It means "Jesus - You".

This is a revolution song.
It's a song about how we can change the world with our faith and passion.
Is it a "anti-war song"?
Maybe.
But it also sounds like "you got to fight for freedom".
So it's up to you.

We want to ask you about what freedom really is.
For example, when we say "Freedom" (Jiyu) in Japanese, it probably means different than what American people mean by the word freedom.
Is it a freedom to kill others?
Or is it a freedom to die for something important?
If so what is your freedom for?
My English is not perfect but I hope you know what I mean.
It was a good thing we posted this video on July 4th.
Because we believe in Freedom as much as anyone from any country does.

About the video itself, it's a compilation of our live footage in the past few years.
It's basically a homemade music video by a small indie band.
But we are happy and proud, to convey the message from our live shows.
We are thankful and grateful for all the people who helped us play these shows and make music.

Our new album "Jesus Wind" is a concept album about Japanese history.
Its song order is based on the history timeline, from ancient to present to future.
So this song was supposed to be, like, 13th song, in the time order of the album.
But we decided to put this song as the 1st song, as an opening track of the album.
Because we believe it is people's faith, hope and passion that will change the history, any time any place in the world.

Probably I spoke too much today.
But thank you very much.

God bless you all!
Tak / Imari Tones




というわけで我らがImari Tones (伊万里音色)の新しい曲のビデオ"Jee-You"のMVをアップしました。
毎度、ご報告の日記です。誰に報告しているのか。それはもう、神だろうな、お空の上で見てる神さん。読むのがうざったければぜひともビデオだけでも見てください。

これです。

もう言っちゃいますが、"Jesus Wind"のリリースについては、クラウドファンディングをやろうと思っていて、それは小規模ながらも、フィジカルというかCDを作るためのもので、本当のもっと大事な目的はそれは今までお世話になった皆さんに挨拶と報告をする、つまり、記念碑的な作品を作り上げました、という報告と挨拶、をすることですが。ですので金額も小規模ですし、成否も本当のところ問いませんが、クラウドファンディングをやろうと思っています。

今、その準備も少しずつやっていますが、それまでに、YouTube上に、3つか4つ、この"Jesus Wind"からの楽曲のビデオを上げておきたかった。これでとりま3つ上げたことになりますんで、あともうひとつ、クラウドファンディングを始動させる前にアップできるかどうか。

クラウドファンディング、および、フィジカルのCDをちゃんと発注して出来上がってくるまで、年内のリリースに向けて、(なにしろ小規模なバンドなもので)、なんとか走っていきたい所存です。

で、この楽曲"Jee-You"のビデオです。

昨年の晩秋に横浜某所の能楽堂にて撮影した映像をもとに作った、"Repent"および"Bushido"のビデオはとても気に入っています。そしてその能楽堂で撮ってきた素材で、まだひとつふたつ、へたするとみっつくらい、ビデオが作れるはずです。
どうにもうちの場合は、バンドのキャラとかメッセージからいっても、こういうビデオにも手作り感とか、インディー感、DIY感を出したい。金かかってないぞ、いきあたりばったりのアティチュードだけでやってるぞ、みたいな。

そんで、今回のこの"Jee-You"に関しては、100%、ライヴ映像だけを組み合わせて作りました。
今までにも、そういうビデオは何回かやったことがあると思う。
確か"Testimony"とか"First Pop"とか"Iron Hammer"とか、アメリカを回った時の映像とか使ってるし。"Heroes"とかも福島と宮城を回った時の映像を使っていたりとか。"Truth"のビデオもライヴ映像を組み合わせて作っていたと思う。

で、しょせんは、小規模なライヴとか、インディー感満載で、でっかい会場と満員のオーディエンス、みたいなメジャー感は決して出せないんだけれども。

でも、僕らミュージシャンにとっては、ライヴの場っていうのは、なんていったらいいのか、愛し合う場なわけだ。喩えとしてはそれしかないから、それこそセックスと同義というくらいに。そういうものだと思う。普通に、みんな。

だから、ライヴの場で、なんというのかな、規模ではなくて、どれだけ濃いロック密度を体現することが出来たか、みたいなところが、すごく重要で。
そこに熱い何か、新しい何か、愛のメッセージ、そしてありえないくらいに熱いコミュニケーション、それを実現することが出来たか。どれだけ熱く、「愛してる」と言うことが出来たのか。みたいな。

この"Jee-You"に使った映像はというと、ここ数年の、つまり"Jee-You"は、曲を書いたのは2014年の1月のことで、そして人前で初めて演奏したのは2014年の11月のこと。それ以来、ライヴではたくさん演奏してきたわけだけれど、この2、3年でやってきたライヴ、つまりそれは、僕たちみたいなバンドは、ライヴの本数も多いわけではないし、ツアーみたいにして各地を回る機会も決して多くない。

特にここ数年を振り返って、2013年以降、XTJ (The Extreme Tour Japan)をやってきたことは、僕たちのバンドの進路としてはやはり少なからず、大きな決断だったんだけれど。それでも、僕らみたいな、特に日本国内ではあまり人々と接点を持たない、ちょっと異質なメタルバンドにとって、こうして日本国内で、小規模であってもツアーとか、仲間と言える人々とともに、演奏活動をしてくることが、出来た。
そのことは、やっぱり、決して小さなことではない。

なにが言いたかったかというと、ひとつには、ライヴ映像を組み合わせただけで、いろいろなメッセージを込めたミュージックビデオを作ることが出来るっていうのは、やっぱり、ライヴの現場での表現とか、姿勢が、問われることで、それをこうしてMVとして表現することが出来たのは良かった、ということがひとつ。

もうひとつは、やはり振り返って、何度も繰り返すけれども、無名の不器用なバンドではあるけれども、こうしてここ数年、XTJやCalling Recordsの活動の中で、いろいろな人々に支えてもらって、こうして「熱い」ライヴをやってくることが出来たことに、本当に感謝。やっぱり、この数年やってきたことは、決して無駄ではなかったと思える。こうして僕らは大事な作品であり、ひとつの境地である"Jesus Wind"を作りあげたし、その先の「鍋島」のヴィジョンにも辿り着くことが出来た。(たとえ、ここで一度、バンドを解体しなくてはならないとしても。)

だから本当に感謝だ。
このビデオにしても、楽曲にしても、いっぽんいっぽんのライヴにしても。
支えていただいた、応援していただいたみんなに感謝。


この"Jee-You"という楽曲自体と、そのメッセージについては。
もちろん、ビデオの冒頭にもあるように、これは"Jesus - You"ということと「自由」ということのダジャレなんだけれども。

この曲は"Jesus Wind"の楽曲の中では、最後に書いた曲で、有り体に言ってしまえば、恥ずかしながら、Y&Tのライヴを見て、"Forever"っていうわざとらしい曲で合唱しているオーディエンスの様子を見て、僕もこんなわざとらしいメタルの曲を作ってみたい、って思って(笑)ついつい出来てしまった曲。

でもそのおかげで、この歴史をテーマにしたコンセプトアルバムのストーリーは、当初、やっぱラストは世界滅亡かな、と思っていたところ、もっと希望のあるエンディングのストーリーにすることが出来た。それはやっぱ、民衆の力、とか、情熱、とか、革命、みたいな。民主主義、みたいな。

だからこの曲の歌詞は、よく見ると、ちょっとだけ政治色がある。反戦歌、みたいなことも言っている。けれども、読み方にとっては、反戦の歌なのか、それとも「戦え」と言ってる歌なのか、どっちとも取れる。

でも、結局のところ、信じることによって、情熱によって、世界を変えていくんだ、みたいな曲です。

そして、冒頭のせりふで言ってるみたいに、ライヴでいつもやっていたあのMCというのか、決め台詞。
自由というのは、神と人間との間にあるものだ、という。
このお決まりのMCが生まれたことだけでも、この曲をやった意味があったと思います。
「自由」なんてタイトルの曲を、そうそうやれるもんじゃないけれど、やってみたので、やっぱり自分にとって、大事な曲です。

以上。ゴッドブレスユー。